長くもがなと思ひけるかな

きみがため 惜しからざりし 命さへ

私のきんあらファンへの歩み⑥

4月になってしまいました、お久しぶりです。

もうすぐKinKiの剛くんのお誕生日(4月10日)ということで、そろそろ私とKinKiさんとの出会いの話を書いていこうと思います。

と言っても、たどり着けるかな?笑



☆『KinKi Kids』って…??

まずは、ファンになる前の私のKinKiに対するイメージの話から。

一言でいうと、

・ロン毛と髭
・活動してるの?
・結局兄弟なんだっけ?

…一言ではなかったし…なかなかに酷い()

でも正直に、
私がKinKiに出会う高3の9月くらいまで、
こんな風に思ってた。

※因みに「ロン毛と鬚」は、私が一番好きでない光一くんの髪形(『全だき』辺りのロン毛)と剛くんのビジュ(I~Jコン辺りの鬚)である←

恥ずかしながら、KinKiがギネス記録を持っていることも、ftrそれぞれがソロ活動をしていることも知らなくて、『SHOCK』の存在すらも知らなかった…。

ただ、ファンになる前にKinKiを観た中で、1つ印象に残っている場面がある。

それは、KinKiが京セラで単独カウコンを開催した年の、フジテレビのカウコンの番組。

嵐が司会をやるということで、私は“嵐を観るため“に初めて自らの意思でカウコンを観ていた。


そしてそこで目にしたのは、

剛くんが光一くんの若かりし頃の写真を見せ、
お誕生日の光一くんに花束を手渡しハグをする、

という場面。

もし私がそのとき既にKinKiファンだったら、悲鳴をあげるか涙するかだったであろう名場面を、私は何気にリアルタイムで観ていた。

当時の私は特に興奮したりはしなかったが、

そのときに歌っていた曲の冒頭(『ハピグリ』の「together~♪」の部分から始まるアレンジ)が綺麗だなぁと思ったことと、

KinKi Kidsって仲良しなのね、と思ったこと、

この2つはよく覚えている。

後、そのとき新曲として発表された『約束』も。


カウコンの録画は暫くして短く編集したけれど、
KinKiのその部分は残してあったような気がする。

デッキが変わってしまっていて、もう観ることができないのが残念。


ただ印象としては本当にそれくらいで、

印象と呼べるほど知らなかった。

というか、
嵐以外に興味がなかったという方が正しいのかな(笑)



☆剛くんの優しい声


私は高3の7月いっぱいで部活を引退し、8月から本格的に受験生としての生活を始めたものの、いまいち勉強に身が入らないでいた。

部活をやりきったことの達成感と共に、「自分が部活でやってきたことに意味があったのか」などを考えてしまい無力感が襲ってきていたり、

志望大学・やりたいことが定まらなくて不安だったり。

さらに2学期に入ると、
担任や学年の先生からレベルの高い大学を目指すよう言われ続け、やっと自分で見つけた志望大学を否定されてしまった。

そんなこんなで、
ますます悶々とした気持ちを抱えながら勉強をする日々だった。


9月のある日。

現実逃避をしたいときに動画を観ることが好きだった私は、

いつものようにYouTubeで検索をかけて動画を観ていた。

(どんなワードかは書きません。)

そして、検索するといつも出てくるけど開いたことはなかった動画。

それをなんとなく開いてみた。



………それは動画ではなく、ラジオの抜粋だった。


10代の子のディープ過ぎる悩みのメールを読んだ後、それに対して真摯に答えている優しい声の男性…それが、堂本剛くんだった。

初めて聞いたときは、「本当にこの声の主が堂本剛くんなの?あのKinKi Kids堂本剛くんなの?」と、ひたすら疑問だった。


でも、とにかく声が優しくて、そして彼の言葉に当時の私はとてもとても救われた。


・“今“はいつか、“過去“になるから。

・周りに色々言われることに、苦しむ必要性はない。

・自分にとって救われる瞬間を与えてくれるものやジャンル、世界ってあると思うんだよね。まだ触れていないのであれば、触れればいいのに。

・一番見つけなきゃいけないのは、本当の自分。



…そう、
剛くんの「Fashion & Music Book 」の一部。

このラジオを聞いたとき、
モヤモヤに光が差し込んできた感じがした。

本当に嬉しかったし、ホッとした。


そして気づいたら、何度もリピートすることに加え、他の日のラジオも探して聴くようになった。


剛くんがよく言う、
「他人に作られる自分」と「本当の自分」。

生意気ながら私もそれを強く感じながら生きてきていたから、すごく共感できる考え方が多かった。


剛くんの病気のことは、ラジオの話から初めて知ったので最初はとてもびっくりした。
壮絶な人生を歩んでいるんだなって。


でもそんな人生だからこそ、たくさんの人の悩みや苦しみに寄り添ってくれているんだなぁって、思った。


因みに、
「自分が壊れる」という感覚も共感できてしまったりする。笑。


高校の先生達のお陰で『大人不信』になりかけていたけれど、剛くんがそれを食い止めてくれた。

剛くんの声を聴くことが、いつしか癒しになっていました。


そして、私が初めて聴いた曲。

サイトにアップされていたラジオは曲が切られていて、曲名を頼りに検索をかけてもなかなか出てこない中、
フルでしっかり聴くことができた初めての曲。


それは、『きみがいま』。


きみがいま
見つめるものを
聞いて……
僕が信じてあげよう
僕は信じてあげるよ


この歌詞に支えられた。助けられた。

「自分らしく生きてみたい」と思わせてくれた。


具体的にまずは、

自分が「行きたい」と本当に思った大学を受けるべく、先生や親を説得することに決めた。

…実際にそうしました。
自分の意思を誰かにきちんと伝えるって、いつぶりだったんだろう。

結局上位の志望だった大学は落ち、第4志望くらいの大学に今は通っているけれど、

「大学に受かるため」に勉強させられるよりは良かったんじゃないかなぁ…。



このような選択が正しかったか分からないし、
正直今の自分が本当の自分かも分からないし、
自分が本当にしたいことは何なのかも分かってない。

でも、こんな風に「ありのままの自分」を考えるきっかけをくれた剛くんには感謝しかない。


剛くんのお陰で、
『今』『自分の気持ち』『縁』
を大切にするようになりました。



そして『きみがいま』、
この曲は今までもこれからも、
私の背中を押し続けてくれると思う。



私とKinKiの出会いまでもうすぐですが、

今日はとりあえずここまで。